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工場S




19日からカンボジアだった。
で、小倉に1泊して、福岡の国際空港に行くということで、18日の初日に観劇決定!
平日の夜ということもあり、都市高速からホテルまで、通常5分~10分のところを30分以上もかかる!大誤算!!
しかし運良く?会場の下見をしておいたので、門司駅からいっきに会場入り。
何とか10分程度の遅刻ですんだ。
入り口から凝ってます



ツナギを着て受付をしている・・・
あれ?
出演・・・するのでは・・・・?
いやぁ、そうきましたか。
というカンジの登場。



内容としては、途中から「そうなんだ」と分かるのに、最後まで牽引する力に圧倒される。

あたしの斜め前に座っていた男性は「サイコロ」の件でうんうん頷いていた。

「じゃぁ最近のアレか」「タイミング的には」「そういう人の目印に」
こういった符丁となるセリフにゾクっとする。

ニンジン畑のあたりでは、あたしの愛しの、いすと校舎宮村さんも、こんなセクハラを受けるの!?なんて大笑い。



そしてとにかく、寺田さんがすごい。
なんなのアノ人、っていうくらい存在感があるのに存在しないっぷり。
何て言えばいいのか。
寺田さん、いるなーと思うんだけど、生命としての温度を感じない。
息してないんじゃないの?っていうくらい、月賦という人形がそこに在るだけ。
この物語の底深く流れる意図へ、怖いくらいの説得力があった。

最後の最後、「見学者」へ語るところで、先月の「鉄の都」で小道具に使われていたレコードジャケットの裏を初めて読んだ時と似た衝撃が走った。
新しい製鉄所所歌のジャケットの文章は偶然読んで、本編で使われるとは知らなかったのだけど、「これこそが、この物語の核だ」と思ったので、更に見事な演出のついている月賦が読み上げる「ことば」には、涙が滲んだ。


贅沢をいうと、初日だからだったのか、葉山さんがいつもの葉山さんと違う感じでアレ?って思った。
ああいう境遇におかれた人としての反応・・・という意味では分かるんだけど、でも、葉山さんなんだから、もうちょっと底抜けな部分もみせてほしかったような。
物販してた時くらいの力の抜け加減を見たかったかなぁ。




小倉駅近くの宿まで戻って夕飯を・・・と思ったけど、せっかくの場所。
もう少し、味わいたい。
ということで、外から見て雰囲気の良いお店を選んでカウンターで一人、生エビスを飲みながらツマミと内装を楽しむ。
店内には、やはり観劇後らしき集団がちらほら。
そうだよね。もっと、この「場所」を味わいたくなるよね。
そんな事を思いながら2杯目もおわり、パスタなどガッツリ食べながらワインにうつったあたりで、なんと泊さんが来店。
各席を回りながら、挨拶されている。さすがw

最後のほう、やはり小倉駅付近に泊まるという女性が残っていて、同席させていただいたら!
『空の月、胸の石』の「先生」だった!!ミーハー全開でウキウキとお話してしまった。
料理はおいしいし、お酒はおいしいし、バーテンはかっこいいし、芝居は言わずもがな。
最高の夜!



ホテルに戻り、風呂上り。
戦利品を眺めながら・・・



これで、シメ。
明日からの活力になる幸せなひとときでした。

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「ネコとネズミの、あるいはラフストーリー」

足りないものは何なんだろうか。
観劇後、そう思うのは何故なんだろう。

期待し過ぎているとは思わない。
細部にこだわっているわけでもない。
演出とか、断然、力を増したと思った。

台本と役者だな。
やはり。
と、思わざるを得ない。

今まであたしは、彼等は「自分たちのやりたい事をみせたい」という公演なのだと思って観ていたので、それはそうと受取り、さほど不満を感じなかった。

しかし、作・演出の「これから」が知れて来たことで、「観客の事を考えているのか?」「広く伝わる芝居が出来ているのか?」、という見かたに変わってしまった。

そういう点では、ぎりぎりな線を辿っていたと思う。

台本の組み立ての甘さや、役者が演出意図に着いて来れていないのだろうと見れる場、また、その技量の足りなさを照明や音響の効果でカバーしない(出来ない?)演出、という点で辛口になってしまう。

これは、彼には大変な迷惑であろうが、作・演出への期待があるからこそ生まれる感想でもある。

主軸はしっかりしている。
物語としての展開も分かりやすく、心に届く。
笑える場では大いに笑った。

それでもなお
「あなたなら、もっと書けたでしょう?演出できたでしょう?」
と思ってしまう迷惑な期待。
しかし、彼には大きすぎる期待だとは思わない。
出来るはずだ、何故しない?
と、思う。

これは12月、アイアンシアターでの九州若手規格公演が、いよいよ見逃せないな。
そう思った。

「ハキダメのうたRe-Birth」

今頃書くかね。

「ハキダメのうた」を観ている。
・・・監禁してる男と監禁されてる女と何故か巻き込まれる男・・・
という、基本設定は覚えてるんだけど
あれ?どうやって物語の主軸は終わったっけ?
という、とてもあやふやなお話であった。(あたしの記憶力の問題もあるけど)
ラストで女が独白する部分が鮮烈に残っており、男どもがどうなったのか、何故、彼女は監禁されたのかなんて、忘却だったのだ。

おい、と突っ込まれそうだけど、あたしは面白かったものほど、時が経つと細部を覚えていない習性がある。
だから映画を何度も(TVやらで)見て、ラスト10分に至って「あ~これ見てたわ」という事が起こるし、2年ほど寝かせた小説を初見のように楽しめる。
お得である。

なもんで、「ハキダメのうたRe-Birth」は「ハキダメのうた」の何らかの続編あるいは手を加えたものなのだろうと思いつつ、最高に楽しみだった。

今回はRAWWORKSの川内さんとご一緒したので、観劇後に芝居の感想なども少々お話できて、楽しさ倍増だった。
川内さんのブログで素晴しいレビューが書かれている。
今、リンクするために改めて読んでみたら、あたしが加える事とか無いに等しいので今まで書かなかったのだと思い出した(笑)

「かずまりっち~さんのシーンの組み方とか演出に、音楽的要素を感じる。少しだけ、ゼロソーの河野さんと似ているかもしれない。」
と言ったら、それについてもお話してくれました。
教えないけどね~
はっはっは。

ということで、あたしも中間の展開部にダレを感じたけど、これは役者の個性を演出でどうもこうも弄らなかった(弄れなかったかは知らない)結果だと思う。
前回より主軸の締めが分かりやすくなってて、逆に女の独白があんまし頭に残らなかった。
(最後の最後に、搾り出しながら吐き捨てるように言う「ハキダメ」は、ゾクっとした)

これは、どっちかを取って、どっちかを捨てるって話じゃないんだろうなぁ。
物語に付いていけると、イメージシーンより勝つのか。

すべての表現に言えることだけど、自分次第で、何度見ても一度として同じ感想にならない。

お得である。

『ホシハ チカニ オドル Dialogues in the Dark2011』

月曜日に、大学生2人が一緒にきてくれました。
おかげで、蒼く透明な睡魔に襲われず帰り着くことが出来た。
演劇にいろんな要素をぶちこもうと好奇心に溢れた、しかも知的裏づけを会得しようとしている2人だったので、こちらも刺激をもらいました。


勝手なイメージで、もっと激しく舞踏するシーンがあると思っていたらば
静かな、静かな、とても静かな。

吐息が聞こえ
肺が膨らみ、しぼみ
音が言葉となって脈打ち
全身を流れる血が大地に染み
足元からこちらに届く

そんな舞台でした。

途中、コミカルなシーンもあり、こちらも息を吐くことが出来てw

プログラムで大槻さんが書かれているように、あたしも特に「3.11」を感じなかった。
というか、意識の上にのぼっては来なかった。
これは昔から続いている出来事で、昔から語られてきたことで、昔から多くの人がどうにかして、伝えたいと思ってきたことで。

その「伝える媒体」として、この身体表現と演奏のユニットを感じた活動団体もあるだろうし、「舞台の力でこういった事象も発信できる」と感じた舞台関係者も多かったと思う。

これはどちらも違う、遠い離れた場所からのアプローチであるにもかかわらず、谷本さんの書かれているように、そのお互いが認知しても居なかった距離を、舞台にのせることで、私達観客は「ひとつの星座」のように繋がったものとしてとらえることができた。

「伝えたい」

その願いが、ありとあらゆる、距離を超えたんだ。

そして、この物語は終わらない。
昔から続いてきたように、これからも続いていく。

故郷はどこなのか。
還ることはできるのか。
それとも彷徨うのか。

「伝える」ために、旅を続けるのか。

奏でる音楽にロマを感じたのは、その辺りなのかななどと、勝手な解釈をしております。


公式サイト

トークイベント(?)について考えてみた。



まず「のばなし」
あたしは、カズさん達のファンなので面白かったけど、知らない人が聞いたら…?
これぞ、コンテンポラリー?!

知らない人にはたまたまファミレスとかで隣に座ってたカッコイイ兄さん達が真面目にバカバカしい話をしてるのを盗み聞いてクスクス笑ってるカンジだったかも。
まだ第一回で、これから探り探り。
きっとこれからも何もしないけど何かするんだろうな~と思いながら最後まで居残りみわさんのバースデーケーキを喰らいました。
仕事から直行で、腹ペコだったんです。
ごちそうさまでした。

次、
…あ、その前にこれ行けなくて悲しかった
オドリバ vol.2
ちくは新作公演『バリアフリー』



で、2/5(土)ダンス酔話会 乗越たかお氏
ByO'nDO(OITA'n DANCE ORGANIZATION:)



ライブハウスにこたつが(爆)
これも仕事から直行だったもんで、失礼にも最後の40分くらいしか聞けなかった。
あたしには不案内のジャンルで、しかもいままで積極的に関ってこなかった分野のお話だったので、途中から聞いたのも敗因なのだろうけど
(やはり腹が減ってたのであけみママのお通しを必死に食ってました)

「…たぶん、知ってる人にはこれで笑えるんだろうけど、あたしは分からん。」

という感想でした。
聴きながら、このタイミングで何故、映像(PCもプロジェクターも完備だったので)使わないのか理解できなかった。
ある一定の知識があって興味のない者は行ってはいけないイベントだったのだろうか?と思うほどに、意味が分からなかった。
なんとなく、すごいんだろうな。みたいな。
物販コーナーで本を買うべきだったのだろうか。


んで今日というか昨日
リンクシアター『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』上映後のトーク。



扇田昭彦さんと前川知大さんのお話を聞いてきました。
で、ですよ!
ひととおりお話があって「何か感想やご質問は?」と観客に向けられたとき、一人目の方の質問が、目から鱗!!だったんです。

「こういう「催し」に初めて来ました。お友達に、『リンクシアターって何?』と聴かれたら、私はなんと説明したらよいのでしょうか?」

すごい!
すごい質問だ!
そしてそれに丁寧にお答えになっていた扇田さん…

実は…それまでのトーク、あたしは少し物足りなかったのです。
前川さんの経歴やこれまでやってきた芝居の傾向などが中心で…

今思うとお恥ずかしい限り。

サミットで中原さんのお話を聴いていたにも関らずです。
そうなのですね。

事業として、表現者として、何かを伝えたい者として、それを受け取ろうと集まってくださった多数の皆様へ対して、伝えたい内容を伝える努力と技術。
それは自己の知識や技術の披露では「成果発表会」なんですね。

それが適切である催しも、もちろんあります。
(図々しいですが、サミットの第1部は、そうあってほしい+これからへの課題提示であってほしいテーマをお願いしました)

大野城まどかぴあの「リンクシアター」は、もちろん演劇ファンも楽しめますが、全くの門外漢であり、生の舞台を見たことのない方へも親切なトーク展開だったのです。
すなわち、「創客」です。(短絡的でしょうか?)

こんな素晴らしい事業が一旦終了されるのですね…

大分でもこういったイベントが…というか、アフタートークが目玉になるような劇作家や演出家や役者がバンバン出てきてくれるといいな~と。

いいな~ではなく、育つ環境を整えるべく努力しなければ「いけないのですが。

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