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「ハキダメのうたRe-Birth」

今頃書くかね。

「ハキダメのうた」を観ている。
・・・監禁してる男と監禁されてる女と何故か巻き込まれる男・・・
という、基本設定は覚えてるんだけど
あれ?どうやって物語の主軸は終わったっけ?
という、とてもあやふやなお話であった。(あたしの記憶力の問題もあるけど)
ラストで女が独白する部分が鮮烈に残っており、男どもがどうなったのか、何故、彼女は監禁されたのかなんて、忘却だったのだ。

おい、と突っ込まれそうだけど、あたしは面白かったものほど、時が経つと細部を覚えていない習性がある。
だから映画を何度も(TVやらで)見て、ラスト10分に至って「あ~これ見てたわ」という事が起こるし、2年ほど寝かせた小説を初見のように楽しめる。
お得である。

なもんで、「ハキダメのうたRe-Birth」は「ハキダメのうた」の何らかの続編あるいは手を加えたものなのだろうと思いつつ、最高に楽しみだった。

今回はRAWWORKSの川内さんとご一緒したので、観劇後に芝居の感想なども少々お話できて、楽しさ倍増だった。
川内さんのブログで素晴しいレビューが書かれている。
今、リンクするために改めて読んでみたら、あたしが加える事とか無いに等しいので今まで書かなかったのだと思い出した(笑)

「かずまりっち~さんのシーンの組み方とか演出に、音楽的要素を感じる。少しだけ、ゼロソーの河野さんと似ているかもしれない。」
と言ったら、それについてもお話してくれました。
教えないけどね~
はっはっは。

ということで、あたしも中間の展開部にダレを感じたけど、これは役者の個性を演出でどうもこうも弄らなかった(弄れなかったかは知らない)結果だと思う。
前回より主軸の締めが分かりやすくなってて、逆に女の独白があんまし頭に残らなかった。
(最後の最後に、搾り出しながら吐き捨てるように言う「ハキダメ」は、ゾクっとした)

これは、どっちかを取って、どっちかを捨てるって話じゃないんだろうなぁ。
物語に付いていけると、イメージシーンより勝つのか。

すべての表現に言えることだけど、自分次第で、何度見ても一度として同じ感想にならない。

お得である。

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