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演劇・時空の旅

「お好み時空寄席」と「演劇・時空の旅」を観に、宮崎に行きましたー

『ゴドーを待ちながら』だけ観るつもりが「時空寄席」の開催とあって…一緒に行こう!と誘う予定だったひろし&みぞれが漫才でエントリーしやがりまして、一人で行ってきました(笑)

まあ、会場内に大分の人チラホラいたけど。
まあ、圧倒的に他県の知人が多かったんやけど。
まずは昼から寄席。
第一部の漫才は台本がしっかりしてるのもあり、予想外に大笑いしました。
予想外やったー!すんごく面白かった。台本が薄いものも役者がうまいこと力技でつなげたり、とても昨日うけとった台本をくじ引きで決めた即席コンビでやったとは思えない出来上がりでした。
トップのこふくコンビがとても見事な漫才でした。プロでもなかなかこの間は!という素晴らしさでしたよ。鹿殺しの康くんは東京から来てなにしてんの?ってカンジでナイスでした。
第二部の大喜利は、なかなかこの面子がひな壇に並ぶのは見られんぞ?という絵面がすでに面白かったです。作家の面々、性格がでますね。大迫くんがひらめきの攻撃でオチが流れっぱなしでもう、お前なにがしたいんだ?ってカンジで大笑いしました。他の皆さんは真面目にお題に答えてました。キスコさんがこなれてました(笑)
第三部は一般から応募のあった8組。
一言で言うと、玉石混合、、、その名前で大分の一部を騒然とさせていたコンビはつらかったです。我らがひろし&みぞれですが、オチが惜しかったです(笑)オチで台詞いっちゃだめだよ~長いよ~ワンフレーズにしなきゃ~


大本命の演劇公演まで2時間の休憩。会館周囲の飲食店が軒並み休憩時間か土曜日につき午後から休み。館内の喫茶コーナーまで休憩(そんな制度初めてきいた)さすが南国。

職員さんに教えてもらってイートインできるパンやさんにO堀さんとテクテク出かけました。ゴドーのフライヤ置いてる~


ほどよい時間となったので会館に戻り、観劇。
これまで『ゴドーを待ちながら』に関して考えたことといえば、ゴドーは救済者なのかとかその存在の主観性とか観察者と対象の融合とか。
今回は、ゴドーを待っている人々の存在への疑いが強く残りました。絶妙なライティングで夜の月明かりから暗転まえの明かりの落ち方が砂嵐に見える。かっこいい。砂漠や荒野にある朽ちたステージ。そこに落ちているラジオ。そのラジオから聞こえる会話。
いまなんですか?そこにいますか?
帰りに見上げた空には、ゴドーを待ちながら演者も観客も見ていた月をひっくりかえしたような月が夕方のオレンジに染まって浮かんでいた。
どちらから見た世界がほんとうなんだろう。


肉の写真は打ち上げというか交流会というか、混ざってきました。

椎木くんが中学生レベルの青春爆発野郎になってた。
キスコさんからゴムで作った指輪もらった~かわいい~あやかりますように。




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「赤瀬川原平の芸術原論展」

行ってきました。

噂通りの展示数。濃い。
「紛らわしさ検査票」が見られて愉しかった。Zまで無かったのは何故?
作品として好みなのは「破壊の曲率」だけど、昨今の世情を思い唸ったのは「獄送激画通信(二)」や「現代野次馬考」辺り。
ワードがど真ん中過ぎて思わずメモってしまったよ。
Heckler 詰問者
Rooter 応援者
Sympathizel 同情者
Crowd 烏合の衆
Rabble ワイワイ連
Mob 下民
Hobo 浮浪人
Rioter 暴動者


最後以外、ネットの中に溢れてるなあーと。
見えやすくなり、伝播しやすくなるのを良い方向で承けとりたいのに難しい。難しくさせてるのも自分か。
あっという間に三時間が経った。
終盤、腰が痛くなってきて一年間ポスター(カレンダー?)の一人一人を読んでいる最中に根が尽きた…あたしとしたことが…(笑)
濃すぎて疲れて胃がもたれて吐き気もしてたので(←本気で)気分を入れ換えようと常設展へ。
陶器磁器や日本画見て休憩。
第二展示室の切手コーナーにうひゃうひゃする。常設展は4~50分程度で切り上げました。腰が…
ミュージアムショップで売ってる書籍を見てまた衝撃が。
「新解さんの謎」って…そうだったの?読んでるのに作者名覚えてない群に加入してたわ。
さすが、新解さんでは読書と認められてないあたしの本の読み方なだけはある…参りました。


※新解辞書によると読書とは


〔研究調査のためや興味本位ではなく〕
教養のために書物を読むこと。
〔寝ころがって読んだり雑誌・週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない〕


だ、そうです。あはははは、、、、、




九重町町制施行60周年記念事業「観八翁物語 笑門」

観てきました。

行く道すがら、夜中に凍結防止剤を撒いてくれた人たちのおかげで、こんなにいい天気の中、雪景色を見ながら悠々と高速道路を走れるのだ。助かるなあ~と思いながら運転してた。便利で平和な日本だなあと。

その便利も平和も先人いてこそ。そういう偉人の話です。
原田さんもパンフに書いているけど、こういうのって足跡紹介やヨイショ作は簡単に作れるけど、芝居として楽しめるものにするのは大変だろうなと思って、いじわるだけど、そこんとこどうしたんだろうって楽しみにしてました。



偉業の数々のベースに、何とも楽天家(これ、明治大正を生きた人の素敵な特徴でもある)な一代目の心映えがあるという視点での展開に納得。
押しつけがましくなく、自然に沁みてきました。


ただ、一代目と二代目が魅力的すぎて、一幕のラストは二代目にもっていかれたな~と。二代目の葛藤のほうが伝わってきて。水路が開通したときの喜びがね。
二幕目からは観八さんの芝居がやや巻きが入って落ち着いていてよかった。(一幕目は、この調子で最後までいかれたら飽きるなあ~と思った。)


洞窟に引きこもったあとの歓喜の笑顔がすごかったわ。ぐっさん。顔が迫ってきたよ。


観八さんに関してはとにかく、最後の最後にやっと気持ちがぐぐーっときて、ああ、主役に対してやっと気持ちが盛り上がったわーという感じだった。でもそれで正しいんだろうな。
村人に感謝されようが、電力会社の人に褒められようが、それはそれ。お気持ちありがとう。でも、好きでやっているんですよ、という感じが終始あった。
なので、一代目と二代目への手紙のシーンでやっと三代目の葛藤とその成就を感じて、人間としてぐぐーっときたんだと思う。


やるほうは、難しい芝居だわ。
原田さんドSね。


役者たちがとーても稽古したんだろうな!というのが場面場面の止まり姿の美しさから分かった。姿勢がいいとかいうんじゃなく。
あと、ブル転のときの影もきれいだった。
すんごい勿体なかったのは吾一!正面の見栄と体を開いて共演者へ向かって台詞を話すときの2パターンしか主な立ち姿がないから出番が長いと「なんで君だけ延々とリピート芝居をしているのだ」状態でした(笑)


カーテンコールのとき「さーみなさんもご存じ」と言われた歌、歌えた。。。何も迷わず。校歌も覚えてないのに八鹿の歌は覚えているという。
怖いなーこの刷り込み。天気予報が始まる気がするもんなー!


会場を出たら電車が走っていた。
ゴトンゴトンという音が、心を揺らしていったよ。




Dividual Plays―身体の無意識とシステムとの対話」

顔…特に目が痒かったので、とうとうマスカラで誤魔化すこともせず山口まで素っぴんで行ったー(笑)


RAMのシステム?ソフト?がどんなものか今一つ理解してないまま行く暴挙。
フライヤがかっこよかったし、あの意匠で何となくやろうとしてる事が検討ついたんで行きたかったのよね。
で、YCAMでランチしながら伊達さんに詳しく教えてもらう…そしてご馳走になってしまった…Σ(´□`;)
パスタもパンも林檎ドレッシングも美味しかったー!ご馳走さまでしたー!
カフェレストランでも会場でも伊達さんの知人に会う会う。さすがですよ、伊達さん。


そんなこんなで押し押しの開場。
ホワイエにあるモニタでRAMの実験経過が見られて時間潰しできるものの、開演時間を過ぎても開場しないのは初体験。
どういう状況で遅れているのかアナウンスくらいして然るべきであろうと悪態をつくあたし。大人げない。
全体が見渡せる一番上の席に座る。
すんごい見る。モニタと箱庭とダンサーを見比べる。
つい「成る程」と声が出る。家か!こら!
最初こそ全体を見るようにしていたけど無理がある。
どうしても箱庭が気になるあたし。
右目の端でダンサーを捉えながらも動きでどのシステムがどう反応してるのかとかタイムラグを見るのが愉しくてたまらない。
脳がフル回転しているまま公演が終わった。
うわー
今夜の脳が心配なくらい久しぶりに右脳と左脳を同時に使ったーとフンフンする。
ポストトークでも大西さんの話が一番興味深かった。
そのあとはゲストレクチャー。
講師は慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の稲見さん。
フィジカルに影響を与えるイレギュラなアクションを話すのにスポーツを例に出すのはあたしでも浮かんでた事だけど、まさかの鍋。
てっちり(笑)
ツカミでしっかり引き寄せられて最後まで愉しく聞けました。50分があっという間だったなあ。


メディアアートとインタラクティブ・プログラミングが気になるご時世。
ダンス公演を観たいと言うよりはプログラミング・デバイスデザインとサウンドプログラミングが楽しみでした。
ガッツリ!いや、予想以上に面白かった。
生録音してたらそのCD買いますってくらい好みのノイズ。 
引き比べてダンスはどうかというと、普通だった。
ダンサーの身体の利きかたは素晴らしくてコンテとしてはレベルが高いんだろうなとは分かったけれど、新しい感動は特には感じなかった。
そして入力と出力の境界が分からなかった。
これは、この公演の目的からすると成功なんだと思う。
モニタに入力結果が映し出され、それを見て、見たとも考えたとも感じさせずに取り入れ、出力する身体。
RAMがこれからどうなるのか、RAMを使ったダンサーがRAMを外した後どんな変化をするのか。というのが課題のワークだと思う。


NHKの「ネクストワールド」で出てきた予測システムでの人工知能にも似たRAMが、生身の振り付け師を超えた未来は、正直、あんまり見たくない。
レクチャーにも出たように、世界最強はシステムとタッグを組んだ人間になるんだろうか。
とかとか妄想は続く。


そうそう、伊達さんに教えてもらって、美味しい外郎をお土産に買うことが出来ました☆
長年、山口の外郎は旨い!と言い続けていたあたし。やっと山口の中でも美味しいお店に行けた…嬉しい(’-’*)♪




劇団不在「face to face」

劇団不在の旗揚げ公演を観てきました。

舞台監督や制作がいないならではの弱点が浮き彫りながらも、よくそれをやるためにこんな方法ばかりを選んだなあ~と感心するくらいチャレンジな舞台でした。

見せ方は心得ているのでメリハリもあるし(言葉だけで押したかと思えば身体や小道具を入れ込んだり)、仮面もだけど身体の向きでどちらかの顔(表情)が見えない席もあったけど、その負荷も芝居の効果になってたなあと思います。


その人らしさは何処に宿るのか。
宿るものなのか。
個人の特定(判別)は何処に由来するのか。


えらい難しいトコを突いてきたなあと思いました。


写真がほぼ打上げの様子という…

月曜日は、ぶんご・ふない座に行く予定で前売券も買ってたけど、目眩が昼前から激しくなってきて薬飲んだけど人混みに行くと吐きそう…と思って断念しました。


満員ということが分かってて、尚且つ、早めに来た方がいいと関係者に言われたので、もし映画館方式で遅くいったら立ち見とかいう事だったら耐えられんしなあ…と。
立ち見は無いとは思うけど前売券買ってるのに早く来いだけ言われると不安になるよ。
いい席に座りたかったら早く来いっていう意味なのかなーと思いつつ、本番前にシツコク聞くのも嫌味だなぁと。
まあ結局は体力落ちてますって事ね。元気だったら立ち見でも行くもん。




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