忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

山の巨人たち

未完にして最高傑作だそうです。
「ファンタジーあふれる舞台」ではありました。
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/yama.html

あたしが作家とかなにかしらの芸術家とかだったら
終わってないものを
仕上がってないものを
「最高傑作」なんて言われたら、恥だと思う。
いたたまれないだろう。

それはさておき。

なんかスゲー太鼓橋な舞台で、視覚でまず度肝抜かれました。
そして、ものすごいセリフの洪水。
そのわりに説明は薄い。
なんとなく、こうなのだろうな、と、想像しながら観ていく。
段々と事情が分ってくる。

ああ、やはりそうなのか。と、思う。

んで、あのセリフの量に棒立ちにならない役者のすごさ。
なんというか、抑揚や、ちょっとした手の動き、身のこなし。
そういうものが、セリフの面倒さを補うに余りある。
これぞまさに「舞台効果」というべき音。
演者の誰にもまともに当てない照明。
ぼんやりとした夢をみているような、遠くの景色を眺めているような光景。

こないだ観た熱海のラストは、棒立ちで叫ぶ、力技の迫力だった。
今回のこれは、流れるような動きの中に見える内面の絞り出るような激しさ。

好き嫌いで良い悪いではないのでしょう。

↓こっちから稽古場の動画が見られます。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000062_play.html



ここからネタバレ

っていうか、あんな終わり方はいいの!?

「未完」なわけだから、終わってないんですよ。
しかも、けっこう、いいトコで。
で、何がどうなったかというと・・・・・・

「生前、彼は息子に構想をこう語っていた」
という、息子が聞いたあらすじを延々とテロップで説明されるんですよ!
舞台上では、具体的なセリフはほとんど無く、イメージシーンのような事が繰り広げられ、ええ?ええ?って思ってるうちに終わった。

あらすじを知らず、いや、テロップ部分を知らずにイキナリ舞台でこれを観ていたら
あたしはどう思っただろう。

「こんなの、アリか!?」

そんなトコだろうな。
テロップ見てもそう思ったんだから。

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新CM

[11/09 generic cialis at walmart]
[10/05 canadian pharmacy]
[09/16 smapse]
[09/14 smapse]
[12/12 るぅ]

最新TB

プロフィール

HN:
ruxu
性別:
非公開

バーコード