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BS2のおかげさま。

「昭和演劇大全集」のおかげで、書籍やレビューでしか知らなかった舞台が観られる。
ありがたい話です。
今後、どんどんやってほしいです。
こないだ打上げがあったんですが、そこでもわめいてたけど田中千禾夫氏の「マリアの首」がもっすごカットされて放映されたんですよ。
3時間の舞台を120分(解説込み)で流すのは無理があるのでは。。。

うちも(といっては大変おこがましいですが)「原爆」「カミ」といったものを絡めた作品を上演したばかりだったので、余計に観たかったんですよ。

感想は・・・俳優座だなぁ。というかなんというか。

「マリアの首」は宗教的救済を前面に押し出してる感があります。原爆ありきなのか長崎ありきなのか宗教ありきなのか、どういったプロセスでこの戯曲が書かれたのかまでは知らないのですが(解説で言ってたらどうしよ。。あんまりここ聞いてないんよね。ネタバレあるし)最近、ベニスの商人を観て、キリスト教(と、一くくりにしたら怒られそうだけど)至上主義の話というのは、何故にこうも理不尽なお仕着せがましい話が多いんだ!と不愉快だったところなので、余計にそう観えたのかもしれないです。

悩みとセットになっている救済。
未然に防ぐことが無い神をなぜ信じることができるのか、まったくもって不思議だ。
起こったことに対する救済しかない。その上祟る。水没させたり瓦解させたりする。
強烈な支配者だと思うんだけどなぁ。
まぁ、神様そのものは悪くなく、「傲慢にも増長したヒトという生き物」がすべて悪いんでしょうね。

山岸涼子さんが漫画のなかでプルトニウムをコントロールしようとしている人類の愚かさをパエトーンに例えている。
まったく同感。

救済を望む前に、救済の必要の無い生活をおくりたいものだ。



えらい話がそれました。
いつもだけど。


舞台は素晴らしかったんですよ。
あの難しいセリフに振り回されず、さすがの俳優陣でした。
で、シェークスピアを連想したんやろうなぁ。
ト書きともとれるセリフを役として破綻せずに朗々と語り、また役の人に戻る。
至難です。
RINGETSUもけっこうそういうところありました。
役者のみなさん、改めてお疲れ様でした。。。
心底思うよ。難しい本やったなぁ。

次はミッドナイトステージ館で「胎内」があります。楽しみだ。

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