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平等と公平。

「障害者割引」っていうシステムが、補助なのか特典なのか分からんよそれ。
というケースに直面して、今日はなんかずっと、その事を考えている。
(障がいってことばが嫌いな人もいると思う。そういう人は読み飛ばしてください。)


身体的な場合。
車椅子のまま観覧できるスペースを確保するか、車椅子から移動しても身体に負担のかからない座席を用意しないといけない。
それが出来ないのに、割引制度だけ導入するのはトンチンカンだとあたしは思う。


精神的な場合。
音響や照明、役者の大声等に刺激を受けてパニックになられると、入場をすすめた(チケットを売った)主催側が他の観客に対応出来るのか?という問題があるので、刺激の少ない上演内容であるものか、予め、パニックを起こされるお客さまもいらっしゃいますといった周知が必要になる。
これは、小さな子どもや赤ちゃん連れの親へチケットを売る時にも考えないといけない。ベビーシッターサービスがある催しも増えた。(シッターを主催側が雇うための助成金制度もある。)


以上は公演や興行をするにあたって当たり前に考慮することです。
で、悩んだのはここからです。


いやいや、どんな演目でも迷惑なんてかけませんよ、本人も楽しめますから!という方の場合、それは一般チケットを購入している他の観客と、何の違いが有るんですか?ということ。
家庭や就労の事情で金銭的な問題がある。しかし、その事によって行ける娯楽に限りがあるのは不公平だ。
という考え方もあると思う。
でもそれって、障がいのある人だけじゃないよね。


そんじゃー学割はどうなの?とかユース割引はどうなの?って言われると、それは主催側が値引きしてでも来場してもらいたいターゲットで、マーケティングの問題だよね。(障害者割引がもともと有る興行もね。)


なんかねぇ。
補助なのか特典なのか、って部分、本人や家族や支援者がどう捉えてるのか、ずーと考えてるよ。


基本的に身体的な場合に対応出来ない座席組みの場合、障害者割引はするべきでないと思う。
快適な環境が有るという誤解を招きかねないから。
ここは譲れない。


具体的にどういう場面を目撃してどういう会話を聞いたか書かないと、何のことやら分からん文かもですな。
すんません。


今まで自分が制作をしてきた公演では、お問い合わせがあれば、車椅子席が有る無しのご案内はしますが、割引はしませんでした。同伴者の方からもチケットを買っていただいてきました。内容が障害者割引に相当しなかったからです。


桟敷席のみの会場で、(事前申請で)膝が悪いという方へ会場に許可をもらって椅子席を作った事はありますが。


あと、興行内容の経年状況で、学割の範囲決めたりユースは外したりと考えてきましたが、今回のは、ご本人というより保護者の方と支援者の方の「ダメ元で言ってみた。こういう事(障害者割引)を拡げていこう!」のチャレンジ精神が、なんかこう、言うのは無料!みたいな慣れを感じて、背景には沢山のご苦労があって頑張って来ているんだろうけど、じゃぁ、興行している人達の収入や生活は、それに劣るの?って考え込んでしまいまして。

知人友人に


「憲法第25条がきちんと守られればいいんですよ。」


「役所ではないのだから、多分、特典感覚でしょう。」


「 そこが本来、国の助成なんだよね。子育て支援と一緒で、当事者は割引恩恵受けても、興業側は負担を負わないシステム。要は「主催に言わず、行政に言ってみて」ってことかな。」

等々のコメントをもらって少し考えがおちつきました。
次回、似たケースに遭遇したときの心構えができました。


 


 




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