ｐａｒｆｏｒｎｉｒ 　ｒｕｘｕ

裏話なんてちょっとどうかな。 なんて思って、書いてみます。
大分市 家族の絆創生事業として上演しました「素敵じゃないか」大分公演ですが、そもそもの動機・・・
というかなんというか。
個人的に、「素敵じゃないか」という芝居に惚れまして、大分でも是非上演したいと考えました。
で、その当時は大分の役者でやれないだろうか・・・などと企画をたてていたのです。

ところが！ 大分市子育て支援課にご縁あって売り込み（？）が成功し・・・
いや、ほんとうにその節は、川内さんに大急ぎで予算書や資料ＤＶＤを送っていただき、課の方々にも根気よく話を聞いていただきました。
ＤＶＤも観てもらいながら・・・
それが昨年の話です。
うわー 長いー と、思う人もあるかもしれませんが、けっこう２年越しとかはよくある話なのです。
とか今ならいえますが、長かったです・・・

川内さんに大分まで来ていただき、大分の劇団の芝居を観てもらったりしながらボソリと打ち合わせ。
ノンアルコールで居酒屋。
うーんうーんとなりながら
「できれば女性から見た素敵じゃないかも、観てみたいんですよね」
そんな薄ぼんやりした話。
「それは面白いですね」
と川内さん。
そこからの川内さんの行動たるや凄まじかった。
いいだしっぺのあたしが、大分でワタワタしている間にたじまさんの許可をいただき、池田さんを口説き。
素晴らしい行動力です。

共演者をどうしよう。
そんな会議は、熊本の劇団きらら稽古場で行われました。
頭をつき合わせてウンウン唸る。
３時間はかるく経過したでしょうか。
「やっぱり、さかせさん。。。。ダメでしょうかね」
「可能なら、一番いいけど。。。。」
「連絡とってみましょう」
やはり川内さんは、恐ろしく行動力があるのです。
その日は夜が明けるまで、あたしが何故「素敵じゃないか」を大分でやりたいのか、何故「素敵じゃないか」なのか。とか、川内さんへの池田さんよりのインタビュー（笑）でワヤワヤとお話しました。

さーそこからです。
あたし、出る幕無し！
市との打ち合わせはさすがにやりましたが、稽古にも仕事の都合でなかなかいけず（福岡と熊本でやってました）、きららの制作・古殿さんと川内さんに頼りっぱなしでした。
申し訳ない次第でした。

そんなこんなで大分での研修会事業のｗｓにもご協力いただき、（おんぶに抱っこか！）公開稽古もできました。
そして仕込み・・・
ゲネを観てびっくり。
１週間前と違うんですが（笑）
ＯＰとＥＤが、ニュアンスは同じなんですけど、動きが違う！
えええええええ
どこまで揺ら揺らと変化していくのだ、この座組み。
素敵じゃないか！！

ゲネ途中に到着した作者のたじまさんも「いい！」と太鼓判を押してくださいました。
勇気１００倍！！

ゲネでスチール写真を撮ったのですが、なんかもう、大丈夫かいな・・・とドキドキでした。
（そこそこ、撮れてました。・・・そこそこ・・・）

おおいた演劇の会の活動にいままで関わってきてくれた若者たちに声をかけたら、快く当日の会場案内（さむかったのに～）や、撤収も手伝ってくれました。
見返りは「素敵な人々とお話ができる」と「素敵な舞台セットの仕組みが見られる」と「軽食や果物やお菓子が食べられる」これだけ。
これだけっていっても、あたしは他県の演劇人と話す機会、ましてや舞台セットの仕組み（照明の仕込み含む）を知る事は、これからのそれぞれの演劇公演に役立つと思うので、それを許してくれた「素敵な座組み」に感謝です。
労働してくれた若者にも、もちろん大感謝です。

最後の最後に「さぁ、それぞれの拠点へ出発しようか！」という段になってＡＴＨＡＬＬの川島さんが粋なＢＧＭを流してくれて。

「素敵じゃないか」という芝居には、素敵な人々が集まってくるんだな～と感無量でした。

これはお客様にも言えることで、アンケートの回収率がとってもよかったのです。
しんけんに、じっくり、真面目に答えてくださいました。
そして「Ｗｅｂで公開してもＯＫ」としてくださる方も、とっても多かったです。
ありがたいことです。

大分公演の感想は→　こちら　←です

そして「素敵じゃないか」はまだまだ続きます。

●熊本公演：日程／2013年2月2日(土)、3日(日) 　会場／ギャラリーキムラ
ご予約は→　「CoRich舞台芸術！」　より

●長崎公演：日程／2013年4月6日(土)、7日(日) 　会場／宝町ポケットシアター
ご予約は→　「CoRich舞台芸術！」　ょり

みなさまと再会できること、また、新しいお客様に出会えることを楽しみにしております。